【技術のことば】LiDAR

森を空から写真に撮っても、写るのは木のてっぺんばかりです。
ところが2024年、南米エクアドルのアマゾンで、古い都市の跡が報告されました。手がかりの1つは、LiDARという方法で描いた地形です。
葉にさえぎられて見えない地面の形を、空からどうやって描いたのでしょうか。

LiDARは、光が戻るまでの時間で距離を測る
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飛行機から撃った光で、地面の点の位置を立体で決める
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夜の森の上を低く飛ぶ小型機から、扇形に広がるレーザーの線が木々に向かって伸びている様子
LiDARの光は葉を通り抜けず、すき間を抜けた分だけが地面に届く
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1発のレーザーから、木と地面のはね返りを別々に受け取る
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森の中を上から1本のレーザーが地面まで届き、葉や枝や地面に光の点ができている様子
地面の点だけを残して木を取り除くと、森の下の地形が現れる
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まとめ
  • LiDARは、レーザーが戻るまでの時間で距離を測る
  • 撃った向きと飛行機の位置を合わせ、光が当たった点の場所を立体で決める
  • 光は葉を通り抜けないが、すき間を抜けた一部の光が地面に届く
  • 1発から複数のはね返りを受け取り、何に当たったかの手がかりにする
  • 地面の点だけを残し、建物や植物を取り除いて地形を描く

森の下の地形を描けるかどうかは、光が葉を通るかどうかでは決まりません。すき間を抜けて土まで届く点が、どれだけ残るかで決まります。
1秒に何万発も撃つのも、点を重ねて撃つのも、下まで届く点を増やすためです。

仕組みは米国海洋大気庁の解説書「Lidar 101」(2012年)と、冒頭の米国海洋大気庁のページによります。
点群から地表の形を作る手順は、米国地質調査所の解説が出典です。アマゾンの都市の跡は、Scienceに載った論文の要旨によります。