World Nuclear Industry Status Report 2026

The World Nuclear Industry Status Report 2026 (WNISR2026) assesses on 596 pages the status and trends of the international nuclear industry. It provides a compr…

パリの会社が2026年9月29日、世界の原子力産業の現状をまとめた報告書「WNISR2026」を公表しました。
それによると、世界全体の2025年の発電量は、太陽光が原子力を初めて上回りました。
ところが、発電設備が一度に出せる力で比べると、太陽光は原子力の約6.5倍もあります。設備が6.5倍もあるのに、1年間の電気の量がほぼ同じなのはなぜでしょうか。

電力と電力量は別のものさし
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送り出した電気の量で太陽光が原子力を上回った
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太陽光の設備容量は原子力の6.5倍ある
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全力で1年動いた場合の何%かで発電量が決まる
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設備の大きさと1年の発電量をつなぐ式の図。設備容量に1年の時間(8,760時間)と設備利用率を掛けると発電量になる
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太陽光は夜にゼロになり原子力は夜も動く
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2025年の世界の太陽光と原子力の比較表。設備容量は2,383 GWと368.6 GW、1年の発電量は2,783 TWhと2,703 TWh、設備利用率の計算値は約13〜15%と約84%
まとめ
  • 2026年9月29日公表の報告書で、2025年の世界の太陽光の発電量が原子力を初めて上回った
  • 上回ったのは、発電所の外へ送り出した電気の量どうしで比べた場合
  • 2025年の設備容量は、太陽光が原子力の約6.5倍
  • 設備容量は電力(W)、発電量は電力量(Wh)で、設備利用率がその2つをつなぐ

6.5倍の設備が6分の1ほどの割合でしか動かないので、6.5÷6でほぼ1倍、つまり2025年の発電量は同じくらいでした。

この記事の数字は、「World Nuclear Industry Status Report 2026」によります。
レポートの発行元はパリのMycle Schneider Consultingで、公表日は2026年9月29日です。
38ページ、430〜431ページ、433ページを使いました。
発電量はEnergy Institute、設備容量はIRENAと国際原子力機関(IAEA)の統計がもとです。設備利用率の値は、これらの数字からこの記事で計算しました。