Claude reveals ECDSA curve origins \ Anthropic

The decades-old mystery of the origins of one of the most popular cryptographic standards has been explained.

Anthropicは2026年10月16日、社内の研究用Claudeが暗号の謎の数字を突き止めたと発表しました。
この数字は、作った側が自分だけ破れるように選んだのではと、長く疑われてきました。
先に言うと、暗号が破られたわけではありません。では、その数が本当にでたらめかは、どう確かめるのでしょうか。

ECDSAの曲線は種から決まる
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署名に使う2つ1組の鍵は、下の記事で扱います。

認証コードも盗む偽サイト:警察庁が勧めるパスワード代わりの鍵「パスキー」

ログインのとき、SMSで届いた数字の認証コードを入れることがあります。Microsoftの分析では、偽サイトを作る道具一式の1つが、コードまで犯人へ届ける作りでした。警察庁が勧めるパスキーなら、偽サイトに誘い込まれても、 […]

Claudeは種の出どころを逆にたどった
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暗号の種の作り方をたどった流れ図。4個の種は32桁ずつ区切ると先頭がいつも0という癖から作り方を当て、出てこない桁を総当たりや別の計算で埋め、式を逆に回すと1997年の時刻が出てきた
公開された暗号の種に残る古い乱数の癖
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式を逆に回すと種を作った日時が出てきた
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作り方が分かると狙って選ぶ余地が減る
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暗号の曲線にはまだ分からない部分も残る
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P-256を作った並びで条件を満たした候補の位置を示す目盛りの図。1,842番目の候補が規格の曲線に使われた
まとめ
  • ECDSAの曲線を決める種は、出どころが示されていなかった
  • Claudeは古い疑似乱数の癖から作り方を見分け、P-256などの種が1997〜1998年の日時から作られたと突き止めた
  • 今回の発見は暗号を破るものではない。Anthropicは裏口の可能性がずっと低くなったとしている
  • 使われなかった候補の扱いとB-163の種はまだ分からない

数を眺めても、でたらめかどうかは分かりません。確かめる手がかりは、同じ種をもう一度作れる手順にありました。
上の31桁だけを出す癖が作り方を教え、前後どちらにも回せる式が作った日時まで道をつないだのです。

この記事の内容は、Anthropicが2026年10月16日に公開した発表によります。