この記事は2025年5月17日に公開し、2026年10月29日に書き直しました。
煙や熱で、消防隊員が近づきにくい場所があります。
中国のUnitreeは、4本足で歩く犬型ロボットB2の消防向けの構成を、自社のサイトに載せました。
青島の消防救援の部隊が、この犬型ロボットを2台受け取ったという記載もあります。
消防の犬型ロボットは、火災現場で何をして、実際にどこまで使われているのでしょうか。
B2は消防にも使える犬型ロボット

B2って、誰が作った犬型ロボットなの?

中国の会社Unitreeよ。
4本足で歩くロボットを作っていて、犬型ロボットのB2は産業向けの機種なの。

犬型ロボットって、遊びのロボットだと思ってた。

B2は、点検や救助といった仕事用なの。
4本足なら、階段や段差を上れるわ。
前向きで上り下りできる段差は40センチまでと、Unitreeは書いているの。

普通のB2とは、違う作りなんだね。

付け替えられるモジュールでできていることよ。
Unitreeは、機能を付け替えられる設計だと説明しているわ。
New Atlasによると、部品は背中に載せるそうよ。

モジュールは、機械の部品のひとまとまりよ。
たとえるなら、電動ドライバーの先を、ねじ用や穴あけ用に替えるのと同じね。
消防向けB2の使い方

消防向けの犬型ロボットは、機体ごとに構成が違うの。
青島の2台には、360度カメラと、ガスを調べるセンサーが付いているわ。

センサーは、人の目や鼻の代わりに、様子やガスを調べる部品よ。
人が入る前に、先に様子を見に行く役ね。

犬型ロボットが先に見てくれるなら、心強いね。

次は放水よ。放水砲の水量は毎秒40リットルで、届く距離は60メートルなの。
水のほかに、泡も出せるわ。

毎秒40リットルって、多いの?

2リットルのペットボトル20本分が、1秒で出る量よ。
New Atlasによると、水はホースでつなぐそうなの。
ホースは後ろ側につなぎ、必要なら自動で外せると書いているわ。

放水砲つきのB2は、自分にも水をかけて冷やすの。New Atlasによると、散水の仕組みが付いているそうよ。
暑い日に水をかぶって、体を冷やすのと同じね。

どのくらいの熱まで耐えられるの?

標準のB2の仕様表では、使える温度はマイナス20度から55度までよ。
この構成の耐熱温度は、数字が出ていないの。

もう1つは送風ね。風で森林火災の炎を吹き消すものも紹介されているわ。
炎と燃える物のつながりを断つ使い方よ。

火災での出動は、公式ページに載っていない

本当の火事で、もう使われてるの?

Unitreeの資料には、青島の部隊への2台の配備と、2つの訓練が載っているわ。

森林火災の想定訓練では、放水砲つきの1台が、火元の確認と位置の特定をしたの。
火が消えたあとも、再び燃え出さないか見張ったそうよ。

もう1つは、地下商店街の店で、油の煙が出る管から火が出た、という想定よ。
偵察の1台が、いくつかの階を調べたと書いてあるわ。

階をまたぐ動きは、難しそうだな。

商業施設の中のエレベーターで、上の階へ上がったそうよ。

訓練のほかに、実際の出動の話はないの?

Unitreeの2ページには、実際の火災で出動した記録は載っていないわ。
この2ページで確かめられたことは、2台の受け取りと訓練までよ。

偵察用、放水砲用、送風用の機体は、一定の条件を受け入れる国と地域だけに売ると、注記があるわ。
まとめ
- B2は中国Unitreeの4本足のロボットで、消防用では機能を付け替える
- 偵察、毎秒40リットルの放水、風で火を消す送風の3種類が紹介されている
- 青島の消防救援の部隊が2台受け取った記載と、2件の想定訓練が載っている
- 今回読んだ公式の2ページには、火災での出動記録と、耐熱温度が載っていない
Unitreeは、偵察用、放水砲用、送風用の機体を、付け替えられる設計で用意すると書いています。
今回読んだ公式の2ページには、配備と訓練の記録しか載っていません。
次の確かめどころは、火災で出動した記録が、Unitreeの資料に載るかどうかです。
この記事の内容は、Unitreeの消防向けの紹介とB2の仕様の紹介によります。
部品を背中に載せること、自分に水をかける散水、ホースの説明はNew Atlasの記事によります。
