Meta Could Release a Smartwatch This Year: This Is Why It Makes Sense - CNET

A new report points to a 2026 release for a Meta fitness watch. But the real reasons for its arriving have to do with glasses, too.

Metaが2026年中に、スマートグラス「Ray-Ban Display」と連携するスマートウォッチを発売する計画が、The Informationなど複数のメディアで報じられました。開発コード名は「Malibu 2」とされ、健康管理機能に加えてMeta AIアシスタントとの連携も想定されています。
スマートウォッチとスマートグラスが「別々の端末」から「一体で使う道具」へ変わるのでしょうか。

Metaが狙うのは「手首=入力」「メガネ=表示」

報道では、スマートウォッチはスマートグラスのコンパニオン(補助)デバイスとして位置づけられています。Metaは手首に装着する「Meta Neural Band」も発表しており、EMG(筋電位)で指のわずかな動きを検出して入力に使う技術を紹介しています。CTOのAndrew Bosworth氏は、Neural Bandをスマートウォッチに統合する考えに言及しています。

この構図を整理すると、役割分担は次のようになります。

  • 手首(スマートウォッチ/Neural Band):入力とセンサー計測
  • メガネ(スマートグラス):情報の表示とAI体験
  • AI(Meta AI):両者をつなぐ「対話と操作」の中心
スマートウォッチを支える半導体と通信

スマートウォッチは、SoC(System on a Chip)という半導体を中心に動きます。SoCがアプリ処理、センサーデータの計算、無線通信の制御をまとめて行います。ウェアラブル向けSoCは省電力設計が重要で、Samsungもウェアラブル向けプロセッサを紹介しています。

通信はBluetooth Low Energy(BLE)が基本で、スマートフォンと通知やデータを同期します。LTE対応モデルは、スマートフォンがなくても通知確認や通話が可能です。

センサーが「健康」だけでなく「体験」を作る

スマートウォッチの価値は、手首で継続的に測定できる点にあります。代表的なセンサーは次のとおりです。

センサー主な用途
光学式心拍センサー(PPG)血流の変化から心拍数を測定
加速度センサー歩数・運動量・睡眠中の動きを検出
GPS / GNSS位置情報・移動距離・ルートを記録
SpO2センサー血中酸素飽和度を推定
気圧・高度センサー高度変化や階段の上り下りを検出

これらの測定値をSoCで処理し、歩数や睡眠などの指標に変換します。スマートグラスと組み合わせる場合、手首のデータがAIの判断材料になり、メガネ側の表示や通知の出し方に影響する設計が考えられます。

スマートウォッチが活用される具体的な場面

スマートウォッチの価値は「測れる」だけでは決まりません。日常で使える形に落とし込まれて、初めて便利さが実感できます。代表的な使われ方は、大きく3つに整理できます。

  • 健康管理:心拍数や睡眠などを継続的に記録し、生活習慣を見直す材料になります。
  • 生活の利便性:電話やメッセージなどの通知を腕で確認でき、音楽操作やタイマーにも使えます。
  • 現場での活用:医療・介護・企業の健康管理など、継続モニタリングの用途が報告されています。

スマートウォッチは「測定→処理→表示→共有」が一続きになる点が強みです。スマートフォンやクラウドと連携することで、記録が蓄積し、振り返りやすくなります。

Metaがスマートウォッチを開発する理由

MetaのCTOであるAndrew Bosworth氏は、CNETのインタビューで「Meta Neural Bandをスマートウォッチに統合することは理にかなっている」と述べています。
Meta Neural BandはEMG(筋電位)を利用し、指の動きを検出する技術です。この技術によって、キーボードやタッチ操作を使わずに入力できます。
Metaがスマートウォッチを開発する主な目的は、スマートグラスとの連携です。スマートウォッチは、スマートグラスの操作や通知管理を担うコンパニオンデバイスとして設計されています。Metaのスマートウォッチは、AIアシスタント機能やフィットネス機能も備える計画です。スマートウォッチはAIとセンサーデータを統合する重要な役割を担います。

MetaはすでにGarminと提携し、スマートグラスとスマートウォッチの連携を実現しています。Oakley Meta Vanguardでは、Garmin製スマートウォッチのデータをAR表示できます。スマートウォッチは、スマートグラスとAIをつなぐ中心的なウェアラブルデバイスとして位置づけられています。

競争は「AIウェアラブルの統合」へ

Meta以外でも、スマートウォッチとスマートグラスの連携は報道・発表が増えています。AppleはApple Watchと組み合わせるスマートグラス計画が報じられ、GoogleはAndroid XRと生成AI「Gemini」を組み合わせたスマートグラス開発を発表しています。複数の企業が、AIとウェアラブルをまとめて設計する方向に進んでいます。

まとめ
  • スマートウォッチは半導体、センサー、通信機能を統合したウェアラブルデバイスです
  • スマートウォッチは健康管理、通知確認、決済など幅広い用途で利用されています
  • MetaはスマートウォッチをスマートグラスとAIを連携させる中核機器として開発しています
  • AppleやGoogleもスマートウォッチとスマートグラスの統合を進めています

スマートウォッチはもはや「時刻を確認する道具」ではなく、体のデータを集め、AIと連携し、スマートグラスの操作まで担う「体に密着したコンピュータ」へと進化しつつあります。 MetaのMalibu 2の詳細は、例年9月に開催される「Meta Connect」で発表される見通しです。 Ray-Ban Displayとスマートウォッチが同時に発売されれば、メガネと手首とAIが一体で動く体験が現実になります。
あなたなら、こうしたスマートウォッチとスマートグラスの組み合わせを、どんな場面で使ってみたいと思いますか?