Metaとオークリーが提携、新型スマートグラスを6月20日に発表か - CNET Japan

数カ月前、Metaがスマートグラスのラインアップを拡大し、スポーティーなモデルを追加するとの報道が流れた。この報道は正しかったようで、Metaとオークリーの提携が今週正式に発表される見込みだ。

スポーツとテクノロジーが融合した「スマートグラス」が注目を集めています。MetaとOakleyが共同開発した新モデルが2025年6月20日に発表予定です。
しかし、スマートグラス市場が急成長する理由は何でしょうか?

スマートグラスとは?ウェアラブルの進化

スマートグラスはメガネ型ウェアラブルデバイスです。ディスプレイやカメラ、マイク、スピーカー、各種センサーが組み込まれ、現実の風景にデジタル情報を重ねて表示します。ナビゲーションや翻訳、SNS投稿など多彩な機能を指先操作や音声操作で利用可能です。
発売中の製品ではRay-Ban Metaスマートグラスが代表例です。

Meta×Oakley新モデルの特長

新スマートグラスはスポーツシーン向けに設計されています。レンズ中央のカメラでランニングやサイクリング映像を高画質撮影できます。
また、Oakley製フレームは軽量でフィット感が高く、激しい動きでもずれにくい点が強みです。予想価格は約3万5000円〜4万3000円で、Ray-Banモデルと同等レベルです。

搭載技術のポイント
  • 高精細ディスプレイ:マイクロLEDや有機ELで鮮明な映像を実現
  • センサー技術:加速度・ジャイロ・GPSで動きや位置を精密に検知
  • 通信技術:Wi-Fi、Bluetooth、5Gでスマホやクラウドと迅速連携
  • AI・AR技術:音声認識や物体認識、リアルタイム翻訳をサポート
  • 省電力バッテリー:長時間駆動を可能にする小型高性能バッテリー
スマートグラス市場のリーダー企業

以下の企業がスマートグラス市場をリードしています。

企業名主な強み代表モデル
MetaRay-BanやOakleyと提携し、消費者向けに多彩な製品を展開Ray-Ban Metaスマートグラス
Apple顔認識と翻訳機能を組み込んだ高性能ARグラスを開発中未発表
Googleビジネス用途に強いGoogle Glassを展開Google Glass Enterprise Edition
MicrosoftHoloLensで産業・教育分野に特化HoloLens 2
Cellid日本企業と協業し、ウェイブガイド型ARグラスを商用化予定未発表
RokidAI統合型グラスで教育・医療・物流分野を横断Rokid Vision
関連ニュース

2025年初頭、カナダのフィンテック企業NexPayがクレジットカードとARグラスを連携する実証実験を実施しました。また、日本のスタートアップが遠隔医療向けスマートグラスを開発中で、医師が映像を共有しながら診察を行う取り組みが進んでいます。

まとめ
  • Meta×Oakleyはスポーツ向けの新モデルを2025年6月20日に発表予定
  • 高精細ディスプレイやAI・AR技術、省電力バッテリーを搭載
  • GoogleやApple、Microsoftなど多くの企業が競争を展開
  • 教育・医療・物流など多彩な分野での応用が見込まれる

スマートグラスはIoTと組み合わせることで新たなビジネスモデルを生み出します。例えば小売店で顧客に最適な商品情報をリアルタイム表示したり、証券会社で株価情報を視界に表示するサービスが考えられます。さらに、開発・製造コストや価格設定を学ぶことで、ビジネスの仕組み理解が深まります。
スマートグラスを活用したサービスアイデアを考えてみましょう。