Googleがなんでも「カワイイ」「アニメ」で解説してしまう。NotebookLMの新テーマを試してみた(CloseBox) | テクノエッジ TechnoEdge

内容を深掘りしたいサイトのURLを入れるだけで、二人の対話によるポッドキャスト風音声や、図解付きの動画解説を生成してくれるGoogleのNotebookLM。

GoogleのAIアシスタント「NotebookLM」が、解説動画に「カワイイ」や「アニメ」のテーマを追加し、世界中で話題になっています。専門的な情報も親しみやすいビジュアルで学べるようになり、テクノロジーの学び方が変わりつつあります。
では、この進化は私たちの学習や仕事にどんな影響を与えるのでしょうか?

NotebookLMが「カワイイ」「アニメ」テーマを導入した理由

NotebookLMは2025年10月に、動画解説機能の新テーマとして「カワイイ」と「アニメ」を追加しました。背景には、ユーザーからの強い要望がありました。以前の「アニメ」テーマは80年代風のデザインで、「もっと現代的にしてほしい」という声が多く寄せられたため、今のアニメスタイルにリニューアルされました。

「カワイイ」テーマは開発中の副産物として誕生しました。開発チームは「難しい資料を“可愛い動画”に変える」ことを目指し、学びのハードルを下げる工夫を取り入れました。結果として、誰でも直感的に理解しやすい学習体験が実現したのです。

NotebookLMとは?ChatGPTとの違い

NotebookLMはGoogleが開発した生成AIアシスタントで、ユーザーがアップロードした資料(PDFやウェブページなど)をもとに要約や質問応答を行うのが特徴です。根拠が明確な情報だけを扱うため、誤情報(ハルシネーション)のリスクを大幅に抑えています

一方、ChatGPTのような一般的な生成AIは、インターネット上の膨大なデータをもとに回答します。幅広い知識やアイデア出しに強みがありますが、根拠が曖昧な場合もあります。

比較項目NotebookLMChatGPTなどの生成AI
情報源指定した資料のみインターネット全体
得意分野要約・分析・事実確認創造的な文章やアイデア出し
正確性根拠が明確で高いハルシネーションの可能性あり
出力形式テキスト、音声、動画主にテキスト
NotebookLMで作った解説動画

Tech Sparkの記事「東京からNYへ“宇宙経由”で1時間!」をNotebookLMの「カワイイ」スタイルで解説動画にしてみました。
日本語は時々文字の折り返しがきれいではなかったりしますが、カワイイ画像で解説動画を作ってくれました。

生成AIを上手に使い分けるコツ

NotebookLMとChatGPTは、目的によって使い分けるのが最も効果的です。

NotebookLMが得意な場面

  • 教科書やレポート資料を正確にまとめたいとき
  • 会議資料を自動要約して要点を整理したいとき
  • 専門的な文書を理解したいとき

ChatGPTが得意な場面

  • 新しい企画を立てたいとき
  • メールや記事の草稿を手早く作りたいとき
  • コードや日常の疑問を解決したいとき

学習や仕事の中で、「正確性」を求める場面ではNotebookLMを、「創造性」を発揮したい場面ではChatGPTを選ぶことで、AIをより賢く活用できます。

まとめ
  • NotebookLMは「カワイイ」「アニメ」テーマで学びを身近にする
  • NotebookLMは指定資料に基づき、正確性の高い情報を生成
  • ChatGPTは幅広い知識で創造的な発想に強い
  • 目的に応じてAIを使い分けることが重要

生成AIの進化は、学び方そのものを変えています。NotebookLMのように「カワイイ」や「アニメ」を取り入れたAIは、難しい情報をわかりやすく伝える力を持ちます。これからの時代に必要なのは、AIを使いこなす力と、AIが出す情報を見極める判断力です。
あなたは、どんなAIに学びをサポートしてもらいたいですか?家族や友人と話してみましょう。