SusHi Tech Tokyo 2026
アジア最大級のグローバルイノベーションカンファレンス 2026年4月27日(月)、28日(火)<ビジネスデイ>29日(水・祝)<パブリックデイ>
SusHi Tech Tokyo 2026は、東京都が主催するアジア最大級の東京テックイベントです。AI(人工知能)やロボティクス、レジリエンス、エンターテインメントといった分野のスタートアップや企業が集まり、最前線の技術と都市の未来について議論します。
2026年4月27日〜29日に東京ビッグサイトで開催されるこのSusHi Tech Tokyoは、最新の東京テックイベントの動向を知る貴重な機会になります。
SusHi Tech Tokyo 2026とは
SusHi Tech Tokyo 2026は、「Sustainable High City Tech Tokyo」を由来とする名称で、テクノロジーによって持続可能な都市を実現することを目標とした東京テックイベントです。会場は東京ビッグサイトで、開催日は2026年4月27日〜29日です。27日と28日はビジネスデーとして、投資家や企業関係者が中心となって商談やネットワーキングを行う日程になっています。29日はパブリックデーとして一般来場者も参加でき、中高生や大学生もSusHi Tech Tokyoのブースやセッションを見学できます。
東京都は、このSusHi Tech Tokyo 2026で出展者700社、商談1万件、参加者6万人という目標を掲げています。前回2025年のSusHi Tech Tokyoでは600社以上のスタートアップが参加しており、2026年はさらに規模を拡大した東京テックイベントになる予定です。
4つの注目分野:AI・ロボティクス・レジリエンス・エンタメ
SusHi Tech Tokyo 2026は、特に次の4分野にフォーカスした東京テックイベントとして設計されています。
- AI(人工知能)
- Robotics(ロボティクス)
- Resilience(レジリエンス)
- Entertainment(エンターテインメント)
AI分野では、生成AIによる文章・画像・動画の生成や、生産・物流の自動化など、実社会に広がる活用例が紹介されます。
ロボティクス分野では、自動運転システム、工場の自動化ロボット、サービスロボットなど、現場で動くロボット技術がテーマになります。
レジリエンス分野は、気候変動や自然災害に強い都市づくりを支えるテクノロジーが対象です。たとえば、防災インフラやエネルギー管理システム、インフラ監視のためのセンサー技術などが議論されます。
エンターテインメント分野では、音楽、アニメ、ゲーム、スポーツ、デジタルアートなど、東京が強みを持つコンテンツ産業とテクノロジーの組み合わせに注目します。
このように、SusHi Tech TokyoはAIとロボティクスに加え、都市の安全性や文化産業までを含めた幅広い視点で構成された東京テックイベントです。

東京テックイベントとしての見どころ
SusHi Tech Tokyo 2026には、国内外の研究者や企業経営者が登壇する基調講演が予定されています。生成AI研究で知られる大学教授や、大手IT企業のトップ、海外の投資ファンド関係者などが、AIやロボティクスの最新動向とビジネスへの影響について講演します。
さらに、SusHi Tech Tokyoではスタートアップによる展示ブースや、グローバルピッチコンテストも行われます。ピッチコンテストでは、選ばれたスタートアップが自社の技術やサービスを投資家や企業に向けて発表し、優勝チームには賞金や支援プログラムが提供されます。AIやロボティクスに関する新しいサービスやプロダクトを、東京テックイベントの場で直接見ることができる点も大きな特徴です。
「どのような課題を解決しようとしているスタートアップがあるのか」「AIやロボティクスの知識が、将来の仕事や研究にどうつながるのか」を具体的にイメージできる機会になります。
東京都のスタートアップ戦略とSusHi Tech Tokyo
SusHi Tech Tokyo 2026は、単なる展示会ではなく、東京都のスタートアップ政策と密接に結びついた東京テックイベントです。東京都は2025年、「グローバルイノベーションストラテジー2.0」という新しいスタートアップ戦略を公表しました。この戦略では、
- グローバル展開の支援
- スケールアップ(成長段階)の支援
- それらを支えるプラットフォームづくり
の3つを重要な柱としています。
そのプラットフォームとして位置づけられているのが、SusHi Tech TokyoとTokyo Innovation Base(TiB)です。TiBは有楽町に設置されたスタートアップ支援拠点で、国内外の起業家や投資家が集まる場になっています。
SusHi Tech Tokyoは、このTiBと連携しながら、東京発のスタートアップが世界とつながるための東京テックイベントとして運営されています。
なぜ東京都が主導するのか
SusHi Tech Tokyo 2026を東京都が主導する背景には、「都市課題の解決」と「産業競争力の強化」という2つの目的があります。人口集中やインフラ老朽化、気候変動への対応など、大都市が抱える課題は複雑です。一方で、AIやロボティクスなどの先端技術は、それらの課題を解決するための重要な手段になります。
東京都は、SusHi Tech Tokyoのような東京テックイベントを継続的に開催することで、
- 都市が抱える課題を世界に共有する
- その課題に挑むスタートアップや企業を東京に呼び込む
- 新しいビジネスや技術の実証実験の場をつくる
という流れをつくろうとしています。SusHi Tech Tokyoは、その中心となる取り組みの一つです。

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日本国内のスタートアップ数は増加傾向にあり、2万社を超える規模になっています。一方で、評価額が10億ドル以上の「ユニコーン企業」の数は、米国や中国に比べてまだ少ない状況です。そのため、日本政府や東京都は、資金調達支援や規制改革、東京テックイベントの開催などを通じて、スタートアップの成長を後押ししています。
SusHi Tech TokyoやTokyo Innovation Baseは、国内外のプレーヤーが集まり、協業のきっかけを得る場として期待されています。
まとめ
- SusHi Tech Tokyo 2026は、AIやロボティクスを中心に、レジリエンスやエンタメ分野も扱う東京テックイベント
- SusHi Tech Tokyo 2026は2026年4月27日〜29日に会場は東京ビッグサイトで開催
- 東京都のスタートアップ戦略「グローバルイノベーションストラテジー2.0」と連動
- SusHi Tech TokyoとTokyo Innovation Baseは、スタートアップや投資家、企業、自治体が集まり、新しい技術やビジネスを生み出すプラットフォーム
SusHi Tech Tokyo 2026は、AIやロボティクスの最前線に触れられる東京テックイベントであり、都市の未来像を具体的にイメージできる場でもあります。東京都は、このSusHi Tech Tokyoを通じて、スタートアップの成長と都市課題の解決を同時に進めようとしています。
SusHi Tech Tokyo 2026は、将来どのような分野で学び、働きたいのかを考えるきっかけになるのではないでしょうか。
