株式会社QPS研究所のプレスリリース(2025年3月15日 13時21分)2025年3月15日(土)、小型SAR衛星QPS-SAR9号機「スサノオ-Ⅰ」が打上げられ、初交信に成功しました
2025年3月、日本のQPS研究所が開発した小型SAR衛星「スサノオ-Ⅰ」の打ち上げが成功しました。
この衛星は、夜や雲の多い天候でも地表を高精度に観測できる画期的な技術を持っています。災害対応や農業、都市インフラの管理に加え、物流や資産管理などのビジネス分野でも活用が期待されています。民間として世界トップクラスの性能を誇るこの技術が、地球観測の新たな可能性を広げていきます。
あなたは、どんな未来をこの衛星とともに描きますか?
小型SAR衛星「スサノオ-Ⅰ」の技術とは
SAR(合成開口レーダー)とは、電波を地表に照射し、その反射を使って画像を作る観測技術です。
「スサノオ-Ⅰ」は、QPS研究所が特許を取得した大型展開式アンテナを搭載し、約46cmという高解像度の画像を取得できます。夜間や悪天候でも地表の様子がわかるため、全天候型の観測が可能です。

QPS研究所プレスリリースより
打ち上げと初期運用の成果
打ち上げはニュージーランド・マヒア半島のRocket Lab社の発射場から行われ、Electronロケットが使用されました。打ち上げから約90分後、地上局との初交信に成功し、アンテナの展開も順調に完了。これにより、初画像の取得に向けた衛星の調整が本格的にスタートしました。
活用が広がる観測データの可能性
- 災害対応:洪水や地震の現場を迅速に把握し、救援活動に役立ちます。
- 農業分野:作物の成長や土壌の状態を定期的に観測し、農業の効率化を支援します。
- 都市インフラ管理:道路や建物の老朽化を確認し、都市計画の立案に貢献します。
- ビジネス活用:物流ルートの最適化や資源管理など、経済活動を支える意思決定にも利用されます。

今後の展開と関連技術
QPS研究所は、今後7機の衛星を追加で打ち上げ、複数の小型衛星による"衛星コンステレーション"の構築を目指しています。これにより、地球全体をリアルタイムに観測できる体制が整います。
まとめ
- 「スサノオ-Ⅰ」は日本が開発した小型高性能SAR衛星
- 夜間や悪天候でも地表の観測が可能な先端技術を備えている
- 災害、農業、都市インフラ、ビジネスなど多分野での活用が期待される
- 今後は衛星ネットワークを活用し、リアルタイム観測がさらに進化
衛星による観測データは、災害への迅速な対応や農業の効率化を支えるだけでなく、新しいビジネスの可能性を生み出します。物流企業は最適なルート選定に活用し、都市はインフラの老朽化対策に役立てられます。
これからの時代は「情報を持つ者」が未来を動かす存在になるでしょう。あなたなら、この地球観測データをどう使いますか?